いずれの御時にか。
首とデコルテの間を無意識に掻きむしり荒れてしまったことがありました。何で掻きむしったのかは覚えていないのですが、痒かった記憶もなく。
なるべく触らないようにするも無意識に触ってしまうのを繰り返してしまい、3週間ほどたっても治る気配がなかったのでようやく近所のクリニックへ行きました。
そのクリニックは内科・皮膚科・整形外科を謳っていて、診るのは同じベテランの先生。
受付で症状を伝えて問診票を記入して…診察室に呼ばれたのは軽く1時間が過ぎてからでした(病院あるある)。

ベテランのおじいちゃん先生にも症状を説明して患部を見せると、先生は
「何で掻いたのー?」
と聞いてきましたが、3週間前に痒かった記憶すら覚えていない私。
「まあ、痒いから掻いたんだろうねー。」
と患部の皮膚から削ったカス(!?)を顕微鏡で見ながら解釈する先生(笑)。

そして一冊の本を手に取り、数ページめくって
「この症状だね。」
と病状名と症状が出ている写真を見せてくれました。(病状名忘れた…。メモしておけばよかった…。)
そして軟膏を処方してくれるとのことなので、つい
「何度かオロナインつけたんですけど、治らなかったです(笑)。」
と言ってみると、先生は笑いながらこう言いました。
「あっはっは!昭和の人はオロナイン好きだよねー。何かあるとすぐオロナインつけたがるよね。」
お、おう…。ガッツリ昭和生まれの私、オロナインはもう古いのか。先生はおじいちゃんとはいえ医師ですものね。ちゃんと医学をアップデートされてるのね。

「あとね、正露丸ね。黒いやつ。知ってる?ラッパのマークの正露丸!」
とも言ってきたので、私も便乗して
「あー!今は白いやつ(糖衣Aね)で匂いもきつくないから飲みやすいですよねー♪」
と言うと先生、まさかのこんな返し。
「えっ、白いのもあるの?」
ちょっと待ったりーな!!!
散々オロナイン古い古い言っておいて、正露丸は黒いのしか知らないんかーい!!!
会計後、クリニックの隣にある処方箋薬局へ行くと薬剤師さんから
「病状名、なんて言われました?」
ちょっと待ったりーな!!!(2回目)
やっぱりメモしておけばよかった…。ていうか、先生、連絡事項的に書いてくれないの!?
結局、処方された“ジフルプレドナート”という軟膏を数日塗り続けたらちゃんと治ったのでまあよかったけれど。
おじいちゃん先生、アップデートしているんだかしていないんだか謎だったという話でした。

