いずれの御時にか。
「おもしろい占い師さんがいるよ!」
友人のKが私を占いに連れて行ってくれました。とある一軒家のインターホンを押すと、普通のおば…マダムがガムを噛みながら出てきました。そのマダムが占い師さんとのことで「手相を見て欲しい」と伝えると、マダムは外の方を指差しました。
家の横に離れというか物置のような小屋があり、そこが占い部屋らしい…。
まずは生年月日を聞かれました。マダムは恐らく四柱推命の本を見てから私の右掌を見始めました。
「あんた、すごく繊細で心配性だね。こんなに細かい手相の人滅多にいないよ。」
確かに、当時20代前半だった私は些細なことでも気になる心配性ででした。
「あんたみたいなか弱い子は、守ってやる!っていうタイプの男の人が合うよ。」
マダムはボールペンで私の掌に点や線を遠慮なく書き出しました。

「この線が◯◯、こっちの線は△△、これは“エッチの部屋”…」
(“エッチの部屋”って何?)と思うも突っ込めず。そして、マダムはこう言いました。
「結婚はね…29歳で、親の紹介だね。」
「え、親の紹介ですか?お見合いはイヤだなぁ~。」
ヤングな私がつい口にしてしまうと、説教されました(笑)。マダム曰く、出会いがお見合いだろうが結婚生活が上手くいけば良いでしょ!と。
時間は1時間ほどで、料金は1,800円。予約なしでOKでした。
手相って変わるらしい?二度目の占いの結果は…
数年後のある日、Kが何気ない会話で「手相って変わるらしいよ!」と言いました。そしてマダムを思い出して「“エッチの部屋”って何だったんだろうね?」と盛り上がったので再訪してみることに。インターホンを押すと、出てきたマダムは口をモグモグしながら占い部屋を指差しました。この日も予約なしですぐに見てもらえました。
生年月日を聞いて右の掌を見始めたマダムは「手相、細かいね。」と言ってボールペンで「この線が◯◯、こっちの線は△△、これは“エッチの部屋”…」と私の掌に点や線を遠慮なく書き込みます。前回と変わっていない!そして“エッチの部屋”ってやっぱり何?と笑いそうになるも、今回も聞けず。
「あんたは繊細で心配性で気が強くて大変だわ。」
おや?前回は『か弱い』って言われたんですけど…。マダムは私のことを覚えていなさそうでした。
「結婚は…29歳で親の紹介!これ逃したらもう無いね。」
これは前回と一緒…やっぱり親の紹介…恋愛結婚じゃないのか…しかもチャンスは一度きりだなんて…結構ショックでした。ちなみに料金は変わらず1,800円でした。
さらに数年後、29歳になった私。親から縁談の話…など一切ないまま、30歳になりました。
ちょっと待ったりーな!!!
マダムの「これ(29歳)逃したらもう無いね。」が脳内再生される絶望の日々。もう結婚は諦めろと?
ところが。
30歳と11ヶ月で出会いがあり、おつき合いして、無事結婚まで進んだんです!
結婚した年齢は…35歳でした(笑)。
この6年のタイムラグは何!?しかも親の、ではなく友人(Kではない)の紹介だったんですけど!?
というわけで、占いって本当に当たる?の結果は…
当たりませんでした~!しかも2回も!!
なので占いで『結婚は◯歳』とか『結婚できない』とか言われても、信じなくて大・丈・夫!
ちなみにKも、マダムに『相性良し』と占われた彼氏とは別の人と結婚しました(笑)。
そして“エッチの部屋”が何なのかは謎のままですね…。


